1時間経つと地元に着いた。
さっきの田舎からしたら賑やかな街。


夜の人間や高校生や老人や
主婦やサラリーマンなどが行き交う中
完璧に化粧をし首が赤くなってるのに
堂々と煙草をふかしながら歩く僕。


今ここにいる人達の中で
一番僕が汚れているのだろう。
周りからチラチラ見られ
終いには指をさされる結果。



そろそろ彼奴から逃げなきゃな。



煙草を落としヒールで踏みながら
考え溜め息をもらす。