『名前は?俺は速水 空』



『わたしは藤咲 伊織』


『じゃあ、これからは伊織って呼べるな


手紙、ありがとな!』



名前呼び。なんか恥ずかしい



『こちらこそ、読んでくれてありがとう



今。毎日すごく楽しいのは速水くんのおかげかな?』



『俺もすごく楽しい


部活も楽しいけど。手紙いつも気になっててさ』



『いつも気になってたのは、わたしも一緒かな』



紙から少し顔をあげたら、速水くんも顔を上げてて



二人で見つめあって笑った



『俺ら、案外考えてること一緒かもな』



にしし、と可愛い笑顔を見せる速水くん



ちゃんと、彼の顔が見れなくて



『そうだね。


というか、やっぱり速水くん可愛いね』



と、いじわるをかいてみた



『うっせーな!可愛い言うな!というか書くな!


やっぱりさっきの変更な!

ハリネズミ好きは理解できないわ』



『なんでハリネズミの可愛さわかってくれないんだか!まったく…』



とか、授業が終わるまでずっと話した