「うわぁぁあ、もう!」



優里がわたしの肩をつかんでぶんぶんふった


「そんなことカンケーないの!



恋するのは、自由でしょ?



伊織の気持ちを否定できる人なんていない


誰だって恋していいの!」




やっぱり、優里に相談してよかったな



恋するのは、自由


「ほら、泣かないで!好きなだけ相手のこと好きになんなさい!」



いつのまにか涙がぽろぽろ出てた



「わたし…こい、していいんだね」



相手がどう思うかが怖くって



恋していいかわかんなかった



わかんないのに
どんどん胸が苦しくなって



でも、こんなわたしだって恋していいんだね