「あのー?」

「なんで、
伊織の家に、速水が来るわけ?」


この少しの間に
完全に湊と優里はおいてきぼり状態


最初の空くんみたいな
入り辛そうな顔をして
こちらを見ている


「あれ、伊織まだ2人に言ってない?」


コソッと、耳元で空くんの声がした


くすぐったい


言ってないよ、と
アイコンタクト


「まっさかだけど…
もしかして…?」


優里がずいずいと顔を近づけてくる


「もしかして…⁈」

湊も大きな声で迫ってくる


元々、学校で言うつもりだったし…


逃げるとか、出来ないし


よし、言おう