いつの間にか、保健室にいた


保健室の先生に、小さく声をかけて
ベッドに横になった


頭がいたい
鼓動が早い、苦しい


…わたしのばか


周りから見たら、ちっぽけなことなのに


ちゃんとしっかりしないから曖昧に噂になるって、わかってるのに


でも、はっきりさせたくない
“空くんと付き合っていません”
なんて、はっきり言いたくなくて


でも、曖昧も、ダメだよね


ぐるぐる考えるうちに、眠くなってきた


少し寒い保健室で、わたしはゆっくり眠りに落ちた