次の日



『図書室!行ってくるね』



それだけ書いて、わたしは図書室に向かった




「え、早くない?伊織〜?」



「まぁまあ、湊。あの子にもいま何かあるのよきっと」




「そうなのかなぁ…、でも最近伊織、いつもよりなんだかるんるんだし…」



「あんたその言葉でしか表現できないの?」



優里はまったく、とあきれ顔。



「それにそれに、なんかキラキラしてる!輝き?的な」



「あ、他の言葉も出たじゃない。」



二人は顔を見合わせて笑った






ー ー ー ー ー ー ー



図書室に〜急げ〜♪



心の中で歌いながら、図書室の扉を開けてまっすぐ本棚へ



調子に乗って本のこと、書きすぎたかな




そこがすこし心配だなぁ



引かれたりしてないといいんだけどな




本を開くと……



いつもより、紙が大きい?




それだけでもちょっぴり笑顔になっちゃう




にやけとは違うの‼︎違うから‼︎




結果的には全く引かれてなかった




でも、嬉しくて幸せで、笑顔からにやにやに変わっちゃったかもしれない、