でも、そんなわたしの壁をたまに壊してくれるのが空くん
空くんと話してると、たまに素直にぽろっと言葉が口からあふれる時がある
真っ直ぐなわたしの言葉
空くんといるとドキドキするけど、
もっと話してみたいって思えるんだ
書きたいことはたくさんあるけれど、デートのお礼をすることにした
今思い返すと、自分の行動が恥ずかしくてしょうがない
あぁああ…なんであんなことしたんだろ
ついつい、シャーペンを握る手が止まる
頭を抱え込んでしまうくらいに、じぶんの行動にショックを受けている
でもでも!
空くんが、かっこいいからいけないんだもん!
それで、わたしはその空くんに惚れてしまったんだもん
しょうがない!!
なんてひとりで勝手な理由をつけてまたペンを走らせる
わたしの想いでいっぱいになった手紙を本に挟んで、本棚に戻す
またちゃんと繋がりますように
窓の外をチラリと見ると、生徒がたくさん登校しはじめていた
その生徒の人混みの中に、空くんを見つけた
…なんだか頑張れそう
そう、思えた