コスモス畑をゆっくり進んで、展望台へ


そこにはオレンジに染まった、きれいな景色が広がっていて


「うわ…!」


わたしたちの街まで見える
夕日がキレイ、すっごく


横にいる空くんをちらりと見上げる


夕日に染まる空くん

…こんな光景、前にもあったような


そうだ、慰めてもらったときだ


いつも、空くんに助けられてばっか


いつかは、わたしが力になれたらいいな


「綺麗だね…すごく」


自分から話しかけてみた


「気に入ってくれた?」


返ってきたことが嬉しかった


「うん、ずっと見ていたいくらい」
「よかった」


ずっと、2人でこの景色を見ていたい