「いやー、ご飯食べてたら空と伊織ちゃん?入ってきたからさぁ、挨拶しようと思って」
「急に入ってくるなよ、びっくりするじゃんか」
李亜さんは、速水くんの隣の席に座ってにこにこしている
「あ、の…お姉さん…何ですか?」
李亜さんが、速水くんのお姉さん??
まさか、とは思うけど…
2人同時にまじまじ見ると、目とか鼻とかのつくりが似ているように思える
「そうなんだ。李亜は俺の姉。」
「速水 李亜です!一つ上の17歳かな。
モデルの仕事をやってて春夏はちょっと学校休んでたの。」
モデルさん…!
こんな可愛いんだから納得だし、春夏で見かけたことないなぁと思っていたのも納得した
「ひっさしぶりにこっちに帰ってきたから、空に会うのも久しぶりで、ついついべったりしちゃった。ごめんね、誤解させて」
「うちはさ、親が共働きだから2人の時間も前は多くてさ、ご飯もよく作ったりしてたんだ」
2人の話を聞くうちに、疑問に思っていたことがするする解けていく
あんなに仲良いのは、家族だったから
デート発言もきっとただ単に仲がいいから
速水くんの、ご飯作る発言も、きっと親が帰っていないからだし、
家でご飯食べようっていうのも家族だから