1週間がすぎて、もうすぐ2週間過ぎようとしている


相変わらず手紙は来なくって
でもわたしは待ち続けてしまっていた


あんなに好きだった、放課後が
夕暮れの図書室や、あの本が


嫌いになってしまうくらい、わたしはずっと待った


手紙の挟まらない本なんて、隠してしまいたくもなった


でも、わたしは夕暮れの中で笑う速水くんが、あの本に挟まってる悪筆な、魔法の手紙が結局なところ大好きだから、


未練を断ち切ることなんて、できなかったんだ