ついにこの日が、この秘密を告白する日がきてしまった。


別に隠していた訳ではないけれど、実際の所あまり言いたくはなかった


でも、このことを言わないときっと前に進めないから


「好き」の2文字を伝えることも、いつでも隣にいられる関係にもなれない


なったらなったで、きっとこのことを言う日が来てしまう


この日が来た時のために渡す手紙がもう書いてあっていつも持ち歩いていた


上手く人と話せない、声が出せなくなってしまうこととか、まとめた手紙


自分でうまく説明する自信なんてなくって、それに説明してる自分なんて想像もできなかったから


速水くんなら、このことを話しても大丈夫って思いたいし、信じてる


中学の時みたいにはもうならないって