「先生、成美は……元気にしていますか?」











「はい。元気バリバリですよ。話せる友達ができて、いつもその友達と仲良くしてますよ。」










「良かった……」










「お母さん、成美と少しずつ関係を取り戻しましょう。成美には、母親が必要です!いつかきっと……出来ますよ!だから、頑張りましょ!」









「はい…!」









涙ながらに成美の母親は、少し安心したようだった。










「成美!」








「藤岡!なんだよ?」







成美には、ちゃんと母親のこと報告しないとな。









「昨日、オマエの母親に会って来たよ。元気に学校生活していますって言いにね。オマエの母親…超そっくりだな。親子だから当たり前か?」









「どうして………」










「え?」












「どうしてそんなことするの?私のことなんて…あの人はどうでもいいのよ!だから、私のことなんて……報告しないでよ!」









ありがとう。って感謝されようなんて思っていなかった。ただ…成美と母親が上手くやっていけるきっかけになればいいと思ってた。










だけどそれが。










成美にとって、とても苦しく…辛いことでした。