龍さんの代の幹部など、力都くんの暴走族なども巻き込まれる争いになった。
私は身の安全を確保するため、康の会社の本部があるアメリカに避難した。
アメリカで暮らす私には大森組の情報は少なかった。
でも、風の噂で大森組は壊滅的で死者が出ている。そんな噂を聞いては涙を流した。
4月。赤ちゃんは私の中で順調に成長していた。
私にとって嬉しい知らせ。
そんなものは赤ちゃんの事しかなかった。
「あっ!けった!」
私が歌を歌うとお腹を蹴る赤ちゃん。
日に日に多くなっていく赤ちゃんの行動。
幸せと不安の入り混じった毎日がもうすぐ終わろうとしていた。