「俺みたいないつ死ぬかわからない奴、待ってなくてもいいんだぞ。
そーだなー。康とかはどうだ?
あいつは社長で金もある。人望も厚い。
俺なんかと比べて優しいやつだし、かっこいいぞ。
あいつに取られるのは悔しいが、俺がどうにかなったら康を頼れ。
きっと力になってくれる。」
康…。
康は、友達。
好きだけど友達として。
剛のことは好き。
それじゃ足りないくらい。
愛してる、この言葉が溢れるの。
この子だって、愛されて産まれてくる。
この子を一番愛するのは親である、私と剛じゃなくちゃ。
康じゃダメなの。