1時間おきに氷枕を変えて、氷嚢の氷を新しくして、紫色になってるところに当てる。 お湯で温まったタオルで剛の汗を拭う。 そんな私の看病も1日が過ぎた。 熱は下がらない。 むしろ、徐々に上がっていっている。 大丈夫なのだろうか。 傷の痛みは引いてきたのかうなりはしなくなった。 けど、汗がたくさん出る。 熱が高い。 ご飯を食べても吐く。 組員に気づかれたくないらしい剛は、医者のもとには行かなかったし、呼ばなかった。