それにしても理夢ちゃん可愛すぎて辛いな…

教室では男と喋ったりしてんのかな…

笑顔だったらどうしよう…




「よし!告白しよう!」

「速川席につけー」

「…はい。」



授業中だったのか。

理夢ちゃんのこと考えすぎて気づかなかった…



「ぷっ…」

「…何笑ってんだよ」

「ごめんごめん笑

速川が面白すぎてさ笑」

「うるさいな!俺は今真剣なんだよ!」

「速川が考え事とか珍しいこともあるんだね〜笑」

「うるせーよ!バカ美保!」

「はあ!?バカなのは速川でしょ!?」

「お前よりは頭いいからな!」

「寝言は寝てから言ってくださーい」

「ふざけんな!」

「ふざけてんのはどっちよ!」






「ふざけてんのはお前らだよ。」

「「せ、先生…」」

「覚悟はできてるんだろうな?」

「「す、すみませんでした…」」

「放課後居残りな。」

「「えーー!」」

「お前らは文句を言える立場か?

授業中に言い合いを始めてよ。

もうちょっと大人になろうと思わないのか?」

「「お、大人だし…」」

「あ?なんだって?」

「「なんでもありません」」

「逃げるんじゃねーぞ?」

「「はい」」

「よし。

じゃあ授業始めるぞー」




最悪だ。理夢ちゃんに会いたかったのに…


あ、美保っていうのは俺の幼馴染みで秋羅の彼女。


「美保のせいで…ブツブツ…」

「うるさい!私だって秋羅とデートする予定だったのにあんたがバカなことするから潰れたのよ!?
反省しなさいよバカ!」

「バカ!?二回もバカって言ったな!?秋羅に言うぞ!?いいのか!?」

「ご、ごめん!秋羅には言わないで!」





「馬鹿ども。いい加減にしろ。」

「…ごめんなさい」

「すみませんでした…」

「謝って許されると思ってるのか?」