頭を抱えたまま新垣先生は
「もう帰っていいぞ」
と私に言い放つ。
そりゃあね。
誰だって嘘でも寝ないようにしますって言う生徒のが可愛く感じるもんだ。
そして私には愛嬌がない。
したがって先生達からは好かれていない。
いや、最近むしろ嫌われてるんじゃないかとも思う。
でも私には先生達なんてどうでもいい存在だからどう思われようが対して嬉しくも悲しくもない。
「では、失礼します。」
そんなことを思いながら私はペコリと頭を下げ職員室を後にした。
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