「まさかOK貰えるとは思ってなかったよ。」
ニコニコとしながら彼は話し出す。
その言葉に私もなんでOKしたのかわからないです。
と心の中で返事をする。
「あっ!」
彼がいきなり声を発したので私はびっくりしながらも彼を見る。
すると、彼は
「そういえば自己紹介がまだだったね。」
と驚いてる私に対しのほほんと言う。
そういえばそうかも…。
と私が思っていると彼は
「僕の名前は横井拓海(ヨコイタクミ)。君は?」
私は問に答える。
「私は佐藤弥柚。」
「弥柚か…。いい名前だね。いきなり呼び捨てしてもいい?」
自己紹介の時によく言われがちな事を言われ呼び捨てにしてもいいかを聞かれた。
自分より年上の人にそんなことを聞かれたことがないからどう答えればいいのか分からない。
けど返事を待っていたのでとりあえず頷いておいた。
「あと4時間もないけどよろしくね。弥柚。」
爽やかな笑顔とともに私に言う。
「はい…。」
返事をした後にふと私は彼のことをなんて呼べばいいのだろう。と思った。
考えていると彼がその思いを読み取ったかのように
「俺の事は拓海って呼んで。」
と私に言った。
「よろしくお願いします。拓海…さん。」
年上の人をあまり呼び捨てで呼んだ事が無い私は頑張ってみたけどさんをつけてしまった。
その言葉を聞き彼は
「ゆっくりでいいよ。」
と私に笑顔を向ける。