うん、やっぱりみんなといるのが一番。

学校を出て、茉実を迎えにあたしの家のほうに行った。


「華奈美~、茉実どこにいるか分かる~???」

「えー?んとねー。」



カチカチカチ



From 茉実
件名 Re:
本文
昨日の神社にいるよ!!
早く迎えに来てね♪



えっ…マジで…
茉実、絶対わざと行ったよ~…


「で?どこだって?」

ボーっとしてるあたしに愛樹が訊いてきた。


「あ、んと、昨日の神社にいるって。」

「昨日の神社からだったら絶対学校来れるのにな~。」

「ちょっと那由ちゃん!!笑っちゃ駄目でしょー!!」

「ごめん~愛樹、許して~!!」

「あたしじゃなくて茉実に謝るんだって!!」

「あははっ、黙っとけば大丈夫ー!!」

「うわっ、最悪ー。」

あたしは2人の他愛もない会話を聞きながら、憂鬱な神社までの道のりを自転車で駆け抜けた。