いつもが、退屈な毎日、何かを探す日々だった。だけど、僕が中学1年生の後期のことだった。


「危ない!」そう声がすると、ボールが僕の頭に直撃した。


すると、1人の女の子が駆け付けて来た。「大丈夫?」そう言うと僕の頭を撫でて来た。

あの子は、3組の島本さん名前だけは、知っていた。


その晩だけは、眠れなかった。あの子を思い出す。だけで、胸が苦しい。