side 千

漾には女の子たちの手当てを頼んだ。
あいつ、顔はいいから女の子と相手とかおちゃのこさいさいなんだよな。
つーか、階段なげぇよ!!!!
何段あるんだよ。
帰り数えよ。
あー....これ飛んだが早かったなー。
まぁ、いいや。

ーートントン

「....誰だ?」

総長室と思われる部屋のドアをノックする。

ーーガチャ

「............てめぇ、誰だ?」

1人....2人....3人....4人....5人か....。
この部屋に5人しかいなかったのかよ。
広いくせして、贅沢だな....。

「答えろ。誰だ。」

ーーカチャ

銃口がこちらに向けられる。

「あと5秒だ。5秒で答えないと打つ。」

にやりと笑う。

ーーバンッ!!!!

「....へたくそ....」

「は?」

ーードカッ!!!!

「遅すぎて話になんねぇよ。」