side 千

あの子達うまくいったかなー。
ったく、萌も羂も、好きなことバレバレだし。
てか、羂にあたしってバレてなったな。
また今度いたずらしてやろーっと!!

「...あのー...」

どんないたずらしようかな...

「すみませんっ!!」

「は?俺?」

「はい!!あの、いま1人ですか?」

「そーですけど...。誰っすか?」

「あ、すみません!!私、こーゆーものなんですが...」

そう言って、女の人が名刺を出してきた。

桜プロダクション...。
桜プロダクション!?
ここ、芸能界の事務所じゃん!!

「...これ...」

「私、スカウトマンなんです。」

「はぁ...」

「うちの事務所でモデルしませんか?」

はぁ!?
モデル!?

「えーっと」

「1日だけでいいんです!!!!ってことで行きましょう!!!!」

「ええええええー!!!!」