先輩を座らせた俺はドライヤーを持ってきて、また先輩の横に座った。

「せんぱーい。髪乾かしてあげます。」

「えっ!?いいよいいよ!!」

「俺がしたいんで。」

ーーウィーーン

先輩の髪柔らか...。
きもちー...。

「熱くないですか?」

「んー...」

先輩ねむそ。

「終わりましたよ?」

「んー...ふわぁ...」

「ねむいですか?」

「ねむー...」

やばい、かわいい。
何この小動物。
え、なに。
俺、新種発見しちゃった?

「先輩ベットで寝てください」

「ん」

「先輩立って?」

「無理。」

え!?
立つの無理ってどゆこと!?
ちょちょ、理解不能なんですがっ!!!!

「そんな子供みたいなこと言わないでほら!!!!」

ぐいっと先輩を引っ張って立たせる。
トコトコと俺の後をついてくる先輩。

「はい、おやすみなさい。」

「んー...。スースー」

え、寝るの早い!!!!
才能!!!!

「ソファーで寝るか。」