ーーピチャン
もう何分たっただろう。
のぼせそ...。
でも、俺お風呂好きなんだよなー...。
...先輩の手料理か...。
考えただけでにやけてしまう。
って、俺は変態か!!!!
でも、千先輩の手料理だぜ!?
嬉しいことこの上ないわ。
「下野くーん」
「え!?先輩!?」
扉の向こうから先輩が俺の名前を呼んできた。
「おー、よかった生きてた」
...生きてたって...
そりゃあ、生きてますよ。
「上せないうちに上がってきなねー」
優しいな。
てか、今日の先輩なんか雰囲気違ったよなー
怖かった?いや、怖くはなかった...。
んー...なんか、複雑だな。
まぁ、いろいろ考えない方がいいよな。
よし、上がろう。
着替えを済ませて俺は、リビングへと向かった。
「すみません、晩飯とかつくってもらっちゃって」
「んーん、あたし料理好きだし。てか、泊めてもらうんだからこれくらいしなきゃ」
なんだかんだ先輩も律儀だよなぁ
「下野くん、チーズ大丈夫だった?」
「あ、大丈夫です。」
「ん、よかったよかった。座っててー、持ってくるから」
「ありがとうございます。」
俺は、いつも自分が座ってる席に座った。
何が出てくるんだろう。
「はい、どーぞ。」
「すげぇ...」
そこに出てきたのはチーズハンバーグだった。