「大空、早く乗って。」


そう言って大空を助手席へ押し込んだ。
そして運転席に座り急いでエンジンをかけて発車した。


「あー…そうだよね、追いかけられちゃうよね〜」



後ろからたくさんのバイクが追ってくる
これは予想以上だったな


「あ、あんなにいるなんて!どうしよう、ごめんなさい。私が巻き込んでしまったせいで…」



自分ばっかり責めるのは全然変わらないね
でも、大丈夫


「大丈夫だよ、大空」


そう言って笑いながら頭を撫でると泣きそうな顔で見てくる






「っ!」







なに、今の目、まじで事故りそう