「はぁ?教えてくれたっていいじゃん!」





「お前に教えて、どうする?俺に得することでもあるわけ?」




む…ムカつく!!




次第にみんなの声が聞こえてきた。




蓮の雰囲気と口調は、いつもの隣の家にいる蓮に戻っていた。




でも…




手はしっかりと繋がれていた。





みんなの声が聞こえてきた時、手が離れちゃうと思った。





さっきは翔と秋月さんの姿を見たくないって思ってたのに、いまはこの手を離したくない。