蓮に無理矢理マイクを持たせると、健二くんと永斗くんは急いで部屋を出て行ってしまった。




「なんだ?あいつら…」



あたしにもワケがわからない。



篠田くんはクスクス笑ってるから、何か知ってるのかな?





その時。





「「ふぅ…」」




健二くんと永斗くんが持って来たのは…





大きなスピーカー。





「よし!永斗、準備いいか?」





「いつでもいいよ」




健二くんは蓮の左右に大きなスピーカーを置いて、永斗くんはスマホとスピーカーを接続していた。