「夏帆…元気にしてるか?」 「あぁ…相変わらずな」 ふっと笑った翔。 「久々にこっちに帰ってきたら、夏帆と蓮がまだ続いてて、ビックリしたよ」 俺もなんだか面白くなって、笑えてきた。 「高2の時の文化祭は…ほんとどうなるか、わかんなかったからな…」 俺が夏帆に堂々と告白した日。 オッケーもらえる自信なんてなかったけど、隆太とその彼女と、バンドメンバーには本当に感謝している。