「「うわぁ…!!」」 すごい人の数…!! そんなにすごいのかな? 「行くよ夏帆!」 「え?ちょっ…!!」 美希があたしの腕を引っ張って、どんどん前へと進む。 そんなに前で見るの!? あたしの声は周りの音にかき消され、美希はあっという間にステージの前まで来てしまった。 あたしは無理矢理連れてこられたんだけどね!