「おい、そんな怖い顔すんなって、転校生」




机の上であぐらかきながら、アコースティックギターを持ってる男が言う。




「あ?」





「とりあえずコレ、弾いてみろよ」




そう言って俺にわたしてきた。



とりあえずったって…





俺はとある日、いきなり頭に思い浮かんだメロディーを弾いた。