そしてお昼。 「吉井さん、ちょっといいかな?」 後ろから聞こえる声。 蓮の顔を見るとニコニコしている。 「はい…」 そしてあたしは蓮の後ろを歩き、屋上へとつながる階段まで来た。 「あの…蓮!どこまでいくの?」 「…ここに座れ」 「は…はいっ!」 蓮の指す方向には階段。 あたしは蓮と向かい合わせになった。