「でも…今は…いいや…だって…」




チラッと後ろを見ると…




女子がいっぱい。



「それにしても蓮くんの人気、すごいね〜」




そう。


朝から休み時間になる度に、女子が蓮に近寄って話しかけてる。



それに笑顔で答える蓮。




でた…

蓮の表の顔!





「あ、夏帆!そういえば花火大会どうだった?」




花火大会…



「人が多かったよ!あと…」



チラッと隣を見ると、翔がいた。



「あと…あ!美希!ちょっと場所変えよう!ね?」




「はぁ?」




「いいから!」