後ろを振り向くと、蓮が目の前にいた。




「うそなんて…」



蓮の手が、そっとあたしのアゴに触れた。




「…目、泳いでる。何の用だよ」





「は…花火大会…クラスの友達が一緒に行こうって…蓮も連れて来てって…」




蓮はあたしから手を離した。



あたしは美希と篠田くんの事を説明した。