「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」
「予約していた矢野です」
オーナーさんは確認をして席まで連れていってくれた
蒼也さん…本当にかっこいいな
こんな人が彼氏だったら心配なさそうだし…
「梨衣菜…?大丈夫?」
「あっ、うん大丈夫大丈夫!!」
蒼也さんは真面目な顔に戻り
「どうしたの?そんな真面目な顔」
「俺さ…梨衣菜と初めて出会った時さ、「あっこの子だ!!」って思ったんだ…よくわからなかったんだけどね?だけど今ならはっきり言えるよ…」
「梨衣菜が好きです」
「蒼也さん?」
「梨衣菜は?」
うつむき自分の服を握った
「私も、蒼也さんが彼氏だったら凄く幸せだと思う…だけど、私なんなが蒼也さんの彼女だったら蒼也さんが壊れちゃうよ」
「俺は梨衣菜がいれば大丈夫だから」
料理が運ばれてきた
「お待たせしました」
途中で話が終わったがいなくなると蒼也さんはまた口を開けた