「ただいまー」



足音が近づいてくる



なんとなくテレビをつけた


心臓の音が聞こえそうで怖いから




秋がリモコンをもってテレビを消した




「梨衣菜…」



秋は私のとなりに座った



「なっ、なに?」



すぐそこから離れてキッチンへいった



まだついて来る



「ねぇ、梨衣菜…」






「なに?」



振り向いたらすぐそこに秋がいた



「ちょっ…近いよ?」



「梨衣菜…」



秋から逃げるように


「なに?」



「俺さ…梨衣菜が好き」




好き…


好き…

好き…



秋が私のこと…




好き




私も


秋が


好き…



両想い…




信じられない