「どうぞ?」



秋は私の向かいに座った




「いただきます…」





なんだか、いつもはツンツンしてるのにちゃんと合掌するんだ…



「美味しい?」




秋の顔を覗き込むように聞いた








「……」





私はどくどくしながら答えを待った




「うまい…」






「でしょ!!!わたし小学生の頃から作ってたんだからー」






自慢げにいってみたら




「すげーじゃん…」





褒められるとは思わず恥ずかしかった







「おかわりあるからたくさん食べてね」




私はカレーライスを口に運んだ