「だってー、梨衣菜警戒心強過ぎまなんだもん!!俺だってたまにはしたいよ」
なにいってんの…この人
「もう、別れます。最低です。さよなら。蒼也さん…」
人混みの中走り続けた
あんな人…好きにならなきゃ良かった
ドンッ
いった……
尻餅をついてしまった
「探したぞ」
抱きしめてくれた
「秋……もうやだよ」
「だから俺にした方がいいって言ったじゃん。ばか?梨衣菜。男見る目ねーな」
「本当ないわ…私。でもなんでここにいるの?」
「好きだから…梨衣菜が泣いてるってすぐ分かった」
私も秋のことを抱きしめ返した
「もうちょっと……ごめんね」
「大丈夫…」