――――パキ…ン


「あっ…本当においしい……」


「あっ、あっ、あっ、藍枝さんっ!?何………!?//////」


口いっぱいに広がるほのかな甘味を自画自賛していると、目の前で名前―――…じゃなくて、名字通り真っ赤になってパニクっている赤間。


いつもは私が動揺させられて赤くなる立場なのに、おかしいヤツ。


でも……好きなんだ。


「何よ、そんなにパニクって」


「だ、だって藍枝さんがこんな事するなんて……何かあったの?」


「………別に……アンタを好きになった事位しか、ここ最近大きな変化は無いわよ」