やっぱり、もう私だけの体じゃないんだね。

お腹を優しく撫で、出かけるために服を着替える。

ワンピースの方がいいよね。

お腹にも余裕がほしいからダボダボの長い丈のワンピースを選んだ。

髪も緩く編み、アップヘアにした。

ちょうど準備か終わった頃、窪田くんから連絡がきた。

【準備終わった?】

【うん、終わったよ!】

【今から迎えに行くよ。】

シンプルなメールだなぁ。

ま、窪田くんらしいっちゃそうなんだけど。

私は窪田くんが来るまでテレビを見て待っていた。

ピンポーーン

あ、窪田くんかな?

ドアを開けると、私服の窪田くんがいた。

スーツ姿の窪田くんとは違い、違う雰囲気があった。

さすがイケメン。

何でも似合うんだなぁ。

とかのんきに考えていたら、窪田くんが吹き出した。