第17次スーパーダークエネルギー壊滅戦――。


地球に迫る最大の脅威――。


ダークエネルギーの源泉――。


直径5キロの「暗黒母星」が迫る――。


総勢348名の魔法少女達が、高軌道にて迎え撃つ特別シフト――。


この内9割が、欧州出身の魔法少女であり、エレノアの存在故、予備役、退役組の召集は見送られた――。


最強のエレノア――。


最大の脅威に対し「余裕」すら漂う監理局と魔法少女達の心情――。




夥しい数の、人型、キューブ、ウェーブタイプのダークエネルギーが母星内部から滲み出て、魔法少女達と対峙――。


エレノアを先頭に「苛烈」な戦いが始まる――。


魔法少女、ダークエネルギーが発する輝きは、情景的にはきらびやかで、様々な色彩が交差し、見惚れるものであり、死線を綱渡りする少女らの苦闘を暫し、忘れさせる――。




数十万、数百万のダークエネルギーを倒し、戦いは佳境を迎える――。


子分を出し尽くした母星は更に漆黒の濃度を高め、高出力レーザーを彼女達に照射する――。


エレノア、防御能力の高い魔法少女達がシールドを展開し、レーザーを弾く――。


幾度か同じ「攻防」が繰り返されるが、数を重ねる毎にレーザーの威力はいやらしく増してゆく――。