従順な人々から「提供」された供物から、少女の「サンプル」を精査――魔法遺伝子活性化兆候のある少女を選定し、魔法監理局を経由して本人に告知――受け入れ、魔法少女になるのも、拒否してその時点の記憶を消去され、いつもと変わらない日常を送るも本人次第――。
受諾率は8割――。
こうして、誰も「傷つかない」魔法元老院が構築し、評議院が継承した静かで完璧なシステムは今日も世界中で稼働し、新しい魔法少女の産声を待つ――。
もう、とっくに死んだ――。
魔法評議院に匿われている――。
それぞれが「勝手気ままに」振る舞い、今も生きている――。
そもそも、角砂糖を味わった瞬間から、彼女らは永遠の命を与えられた――。
三人のダイレクトに対しての様々な噂――。
真相を知る者は「公式」には存在しない――。
彼女達は、魔法少女達の「母」である――。
彼女達の魂、心、細胞、血、躰――全てが魔法少女の源――。
脈々と世代を経由して受け継がれた「想い」――。
故に全ての魔法少女、りおん、ひばり、リンスロットやキャサリンも、源流を遡ってゆくと、三人のダイレクトの誰かに辿り着く――。