「何って、ステッキさん、アバンだよっ――」


「いや、りおん、アバンはわかっている――わかっているが、恐らく読者様や冷やかしで覗きに来た皆さんが、ポカーンだぞ――特に平成生まれの方々からは、ドン引き確定だ――」


「いいんだよ――元々そういう設定とストーリーじゃない――今更、何を恐れるの――」


「しかし、このネタ元、わかってくれるかなぁ――今からPV数が危ぶまれる――」


「ホントは運転席から撃つんだけど一応、法律とコンプライアンスは遵守して、助手席からの設定に変更してるからねっ――」


「うーむ、遵守するところが、微妙に――」


「いやぁ、それにしてもルガーってところが、マニアックだよねぇ――コルトでもマグナムでもない――ちょっと王道から外れたチョイスが、粋なんだよねぇ――」


「それと何といっても音楽がいいよ――テーマ曲に注目が集まるけど、地味にエンディングの歌も味わいがあって沁みるよぉ――」


「赤ジャケットルパンシリーズの音楽や、コブラのオープニングテーマ、意外なところで犬神家の一族、某国営放送の早朝番組、小さな旅のテーマなども手掛けてるんだよねぇ――」