「ねえ、ねえ!何入る?」

こそこそと小さな声で話しかけてきたのは

高校からの友達、光子

通称みっこだ


「入るって?なに?」

天井の模様から視線をみっこに移すと

きらきらした目でみっこは言った

「サークルだよ!サークル!」

やっぱテニスとかかなー

あ、マネージャーとかやりたい!

でもそれは部活かー

なんてひとりではしゃぐみっこを横目に

わたしはもう一度天井に視線を戻した