でも挽き肉買ってないからなぁ~…
うしっ、今日は家にあるので適当に作るか。
減らしていかないと痛んじゃうからね?
ガチャッッーーー
「やっと終わった…
思ったより時間掛かったわ」
「お疲れ様。
お風呂沸かしてあるから入ってきなよ、ご飯ももう出来るから!」
予想以上に疲労困憊で戻ってきた直人。
そりゃ朝からあれやこれやとやってただろうしねぇ…
疲れてて当たり前だよね。
「なんか…」
「ん?」
「美桜は良い嫁さんになりそうだな?」
「…なっ、よっ…!?」
ニヤリと笑う直人に慌てふためく私。
だってさ!
だっていきなり“お嫁さん”とか言われたらビックリするでしょ!?
「じゃあ入ってくるかな。サンキューな?」
そう言って直人は入ってきた扉からまた出ていった。