「いや、でも…一応男女がひとつ屋根の下というのは…
お母さんにも聞いてみたいとだし…」



ゴニョゴニョと喋りながら可か不可を頭の中で巡らす私。


困っているのは放っておけないのはおけないんだけど…


直人と二人っきりで過ごすとなると…



話し合うとは決めたよ?


決めたけどさ…


余計拗れて険悪になっちゃったらどうするんだとか、ね。


色々考えちゃう訳で…



「あぁ、美桜ちゃんのお母さんには連絡取っておいたよ!
全然良いよって言ってくれたからホントに助かる♪」


「へ?おっ…ん?
あっ、そうですか…」



私の今悩んでた時間は!?



あぁ、そう。


結局選択権なんて無かったってことね…



あれ?


もしかしたら私…誰からも女として見られてないのかな?


うわうわ、ヤバッ!


目が潤んできたかもしんない…