反射的に首をブンブンと振る。



少し具合が悪いぐらいなら来る人だからなぁ…


休むってことはよっぽどの理由なんだろう。



「さっきメッセージ送ってみたんだけどよ。

『体調不良とかじゃないから気にするな。
詳しい事は明日説明する』

だって」


「さっきって…今チャイム鳴ったばっかなのにねー?
ここに道を踏み外した不良がいるよ~」


「だよねー?
おかしいなぁ…私のスマホにも花音ちゃんから授業中にスタンプが送られてきてるぞ~?」


「うおほんっ!そ、それより…休んでる理由って何なんだろうね?」



まさかのスルー!!



まぁ確かに、私も気になるっちゃ気になる。


昨日のこと、は…関係ないだろうし…


いや、ない。うん、絶対ない!



「いんじゃね?
別に具合悪いんじゃないっぽいし、明日言うって言ってんだから」


「…冷めてるね」


「幼馴染みに対してクール過ぎるよね?」



大和の言葉に、私と花音はわざと聞こえるようにひそひそ(?)話をした。