ガタタタタッッ!!!
外れんばかりの勢いで、この部屋のドアを開けようとしている。
「は、、何?」
松田くんもビックリしたのか、髪を掴んでいた手が緩まった。
崩れ落ちていく身体…
物理的な痛みがなくなって、安堵と怠さが大きくなる。
「やっぱ鍵かかってるわーーっ!!!」
あ…、大和だ…
めっちゃ声響いてるし。
遠くの誰かに伝えてるような、そんな大きな声。
すると、間髪入れずに…
「じゃあ鍵!
職員室で鍵借りてくるからーー!!」
花音のこれまた大きい声が。
良かった……
来てくれたんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…