痛みで失いかけた意識が戻ってくるも、


身体の倦怠感は大きくなってきて、引っ張られようが何されようが立つことは出来ない。




あー…痛い……


苦しい…



どうして、私がこんな目に遭わなきゃいけないの?


とんだ迷惑もいいとこだ。




今日、四人で遊ぶ約束、してたのにな…


花音も大和も直人も、私が居ないこと…気付いてくれたかな?


バカ、騒ぎ……したかっ、たな……




ん……、も、ぅ……限……か、い…だっ…




辛うじて開いていた目も引っ付きかけた時、




バタバタバタバタッッッ!!!




数人が走ってくる足音が響いてきた。



誰、だろう……


ここにいるの…知ってもらいたい、けど……


もう声、出ないや…