「ややぁ、でもすぐに勝負ついちゃったね?早業すぎて目で捕らえられなかったよ…」
「まどろっこしいのは苦手だかんね!パパッと終わらせちゃったわ」
学年種目も終わってクラスの座席へと戻った私たち。
結果は花音の大健闘で一位!
クラス内は大いに盛り上がっている。
「しっかし、大変だよねぇ…三連続出場とは」
祝福ムードの中。
プログラムを広げて、私は苦笑いを浮かべた。
次の種目はクラス対抗リレー。大和の一番意気込んでる奴なんだけど…
「自分で出たいって言ったんだし。仕方ないわな!」
花音はそう言うがちょっと納得できない。
普通リレーって昼過ぎにするんじゃないの?
だって点数高い種目だよ?
こんな初っぱなから出しちゃうもんなのか。
む~、おかしい…
誰だよ、プログラム考えたの…