だけど私って、花音みたいに運動出来る訳じゃないし…
むしろ全くの運動オンチだし?
「…プッ」
「ほわ?」
真剣に悩んでいるのにも関わらず、横で突然吹き出す大和。
一体なにがおかしいっていうのさ!
「ハハッ!いやいや、わりぃ…そんなマジに受け取るとは。連携して頑張ろーな?」
「う、うん…」
大和はポンっと優しく、私の頭に手を置いてくる。
そのことに不覚にも…胸がドキリとした。
誰だって急にされたらびっくりしちゃう…よね?
でも…ごめん、花音。
少し、ドキドキしただけ。
それだけなのに…花音に対して、罪悪感を大きく感じてしまう。
『大和を好きになる』
私にはきっと無理なこと…
なんだと、思う…